胆石の病態、診断、治療について

胆石症の病態生理

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胆石症の概念

胆石症とは、胆のうや胆管に胆汁成分の一部が析出し、結石が形成された状態を言います。 胆石症は、コレステロール結石であることが多いです。

 

 

胆石症の成因

胆石症は、結石の成分の違いによりコレステロール結石ビリルビンカルシウム結石に大きく分類されます。

 

コレステロール結石

日本での胆石症の70~90%を占めます。X線透過石であるため、X線では確認できません。胆石溶解薬で治療が可能です。

 

ビリルビンカルシウム結石

X線非透過石であるため、X線で部位を確認することができます。

 

 

胆石症の疫学

40歳以上で肥満の女性に多いとされています。

 

 

胆石症の症状

胆石があっても半数以上は無症状です(silent stoneと呼ばれる)。

 

最も多く認められる症状は、脂肪食を食べたときに起きる疼痛です。また、発熱や悪心・嘔吐、黄疸を伴うこともあります(胆石症の三主徴)。

 

胆石症の検査

胆道系酵素であるALP(アルカリフォスファターゼ)やγ-GTP、総ビリルビン値が上昇します。画像診断では、多くがX線透過石(コレステロール結石)であるため、超音波検査が最も有効です。

 

胆石症の治療

発作時にはブチルスコポラミンなどの鎮痛薬を投与し、痛みを軽減します。

 

また、胆石溶解薬であるウルソデオキシコール酸などを用いて治療を行います。これは、特にコレステロール結石に有効です。

 

胆石溶解薬(ウルソデオキシコール酸、ケノデオキシコール酸)
外殻石灰化を認めない2cm以下のコレステロール結石に有効です。
ただし、効果発現までに約6カ月と時間がかかるため、発作時には無効です。副作用として下痢があります。

 

このページで確認しておくことのまとめ

  • 胆石症の概念
  • レステロール結石とビリルビンカルシウム結石の違い
  • 治療方法について

 

以上、胆石症の病態生理についての説明でした。

 

少しでも役立つ情報であったならうれしいです。

 

以下に、膵炎、胆石系に関する疾患についての関連ページがありますので、気になる点は確認しておきましょう!

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