【薬学がわかる】発癌のイニシエーションとプロモーション

発癌のイニシエーションとプロモーション

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二段階発癌説

第一段階(発癌イニシエーション)
 細胞中のDNAが化学物質により修飾を受け、変異細胞ができる過程のこと。DNAに作用して変異を起こす化学物質のことをイニシエーターといいます。

 

第二段階(発癌プロモーション)
 変異した細胞が化学物質の作用によって、増殖が促進され癌細胞としての性質を獲得する過程のこと。この段階で作用する化学物質のことをプロモーターといいます。

 

標的臓器と主なプロモーター

標的臓器

プロモーター

皮膚

クロトン油に含まれるホルボールエステル

(12-O-テトラデカノイルホルボール-13-アセテート(TPA))

肝臓

フェノバルビタールなどの脂溶性薬物

食塩

大腸

デオキシコール酸(胆汁酸)

子宮

エストラジオール

 また、ベンゾ〔a〕ピレンなどの一部の化学物質は、イニシエーター作用とプロモーター作用の両方を合わせ持ちます。

 

このページで確認しておくことのまとめ

  • 二段階発癌説について
  • 標的臓器と主なプロモーターについて
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