血液系疾患の病態生理(白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、播種性血管内凝固症候群、血友病、特発性血小板減少性紫斑病など)

血液系疾患の病態生理(白血病、多発性骨髄腫、悪性リンパ腫、播種性血管内凝固症候群、血友病、特発性血小板減少性紫斑病など)記事一覧

白血病の概念白血球の悪性腫瘍性疾患のことを言います。造血系の細胞が無制限に増殖する疾患です。分類白血病は急性と慢性に分けられます。急性と慢性の違いは、疾患の経過時間ではなく、白血球の分化・成熟過程のどの段階で癌化したかによります。急性では白血球が未熟な段階で、慢性ではある程度成熟した段階で癌化すると...

概念形質細胞が腫瘍化することで起こる疾患です。骨髄でB細胞から形質細胞に成熟したものの一部が腫瘍化し、骨髄腫細胞となります。この骨髄腫細胞は分化能を失っていて、単一の異常な免疫グロブリンを大量に産生します。この異常な免疫グロブリンをMタンパクといいます。多発性骨髄腫では、正常な免疫グロブリンの産生が...

悪性リンパ腫の概念B細胞、T細胞が腫瘍化し、増殖して腫瘤を形成します。主にリンパ組織に発生することが多いです。WHO分類では、ホジキンリンパ腫と非ホジキンリンパ腫に分類されます。悪性リンパ腫の症状胸痛、腹痛、腹水、浮腫、神経症状などがあります。悪性リンパ腫の治療ホジキンリンパ腫は放射線感受性が高く、...

播種性血管内凝固症候群(DIC)の概念悪性腫瘍や急性前骨髄球性白血病などの基礎疾患、薬剤などによって、血液凝固系や血小板系の活性化が起こり、全身に血栓が形成される疾患です。血栓が大量に形成された後、凝固因子や血小板が大量に消費され少なくなるため、2次的に線溶系が亢進してきて、出血が起きます。播種性血...

血友病の概念X染色体の伴性劣性遺伝する先天性の血液凝固異常を生じる疾患です。第Ⅷ因子欠乏を血友病A、第Ⅸ因子欠乏を血友病Bといいます。血友病の原因X染色体の異常によって、内因系の血液凝固因子である第Ⅷ因子、第Ⅸ因子を欠乏しています。血友病が発症する原因には、遺伝的な要因や突然変異のパターンがあります...

特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の概念紫斑病とは、皮膚や粘膜から血液が漏れ出すことで赤紫色の内出血が起きる病気です。ITPは基礎疾患がないにも関わらず、血小板の減少が起きます。特発性血小板減少性紫斑病(ITP)の原因自己免疫性疾患の一つで、血小板に対する自己抗体ができ、その自己抗体と結合した血小板...

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