薬物の吸収過程

薬物の吸収過程記事一覧

吸収の定義簡単に言うと、「薬物が投与部位から全身循環に移行するまでの過程」のことを言います。薬物の吸収は、薬物の生体内動態(ADME)の最初の過程です。投与された薬物が薬理効果を発現するためには、まず体内に薬物が入る必要であることを考えても非常に重要な過程であると言えます。医薬品は経口投与を用いるこ...

吸収と分泌まずは、吸収と分泌についての言葉の定義を確認しておきます。吸収とは、薬物が消化管側から血管側に透過する現象のことを言います。分泌とは、薬物が血管側から消化管側に透過する現象のことを言います。以下に、細胞がどのような構造でできているのかを示しています。確認しましょう。吸収部位の図絨毛小腸の輪...

消化管とは、喉からはじまり肛門までの1本の管のことを言います。薬物吸収を考えるうえで、胃、小腸、大腸が重要になります。小腸は、十二指腸、空腸、回腸の3つの部分により構成され、大腸は盲腸、結腸(上行結腸、横行結腸、下行結腸、S状結腸)、直腸の3つの部分により構成されています。胃の構造と生理機能胃は、消...

脂溶性(親油性)薬物の脂溶性が大きいほど吸収されやすい(小腸の細胞膜を通過する際に、脂溶性の方が通過しやすいため)。脂溶性を判断するものとして、分配係数というものがあります。分配係数(PC)PC=油相中の薬物濃度 / 水相中の薬物濃度関係性としては、PC大 ⇒ 脂溶性大 と判断できる②解離度分子型の...

①消化管内のpH消化管内のpHにより薬物の解離度(イオン型、分子型)が変化し、吸収性も変化します。②分泌液(胆汁など)胆汁中には、胆汁酸塩(界面活性作用をもっている)が存在し、生体膜を可溶化したり、薬物の溶解度を増大させ、吸収を改善します(グリセオフルビンの溶解性改善など)。しかし、ミセルまで形成し...

薬物の投与経路を最適にすることで、治療効果は大きく変わってきます。一般的には、経口投与が使用されています。これは、患者自身の服用が簡単であることが最も大きい理由です。しかし、薬剤が水溶性のものであったり、高分子である場合などには十分に吸収されないため、全ての場合で適しているとは言えません。したがって...

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